「earthの部屋」
〜リシア〜
強制的に水中に沈めることで美しい姿が楽しめます。
学名 : Riccia fluitans
分布 : 世界各地
葉長 : 不定形

 Y字に次々に分岐しながら増殖する浮き草。世界各地に分布し、日本にも自生する。基本的には浮き草であるが、釣り糸などで石や流木などにくくりつけ、強制的に水中に沈めることで一風変わった姿を楽しむことができる。特にCO2と光が十分な環境での、分岐の先端に酸素の泡をたくさんつけた姿は非常に美しい。ただし、ウィローモスのように活着する性質はなく、成長とともに下部が枯れ釣り糸から離れて浮き上ってきてしまうので、時々まき直しが必要になる。幅1mm弱で1cm弱程度で分岐する通常型と、幅1〜2mmほどで数ミリほどで分岐する太葉型があるようだ。これら二つを混ぜておくと、通常型の方が生育が早いため、やがて通常型のみとなる。また、通常型は長期間水中生活をさせるとやや半透明な水中葉となることがある。この水中葉は糸で巻かなくても水中に沈むが、きれいとは言い難い。写真は太葉タイプ。
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